のれん制作依頼のポイントは業者選びから/ホッとする暖簾物語

のれんは既に市販されている物を利用する事も
出来ますが、もちろん自分の希望に合わせて
オーダーしてオリジナルデザインになる事も可能です。

しかしその場合に利用する業者によっても
仕上がりに差がある事も多く、さらにそもそも
サービス体系が違う事も少なくありません。

その為、実際に納得のいく天然素材ののれんを手に入れたいと
考えているのであれば、業者選びは重要なポイントになります。
店舗で使うなら「撥水のれん」がオススメ

業者選びを行う上でのポイントの一つがどの様な方法で
染めるかと言うことです。

実際には業者の中には染めるのではなく、
プリントするタイプの工法を選ぶ所も増えて居るからです。染める方法

どちらの場合も色々な色で作る事が出来ますが、
値段はもちろんの事仕上がりにも差が出て来ます。

特に細かなデザインで様々な色を使った物を作る場合、
染色法によってかなりの値段の差が出てしまう為、
注意が必要です。

またのれんをオーダーで作る場合、それ程細かな
こだわりがなければ、簡単に作成する事も決して
不可能ではありません。

しかし色に対しての注文が多い場合や、細かなデザインに
したい時は何度も打ち合わせが必要です。

その打ち合わせをどの様に行うか、さらに写真等の
再現性はどれ位あるかと言うのも気になるポイントです。

さらにもしも気に入らないデザインの物が出来てしまった
場合や、作ってもらった物に不具合があった時に
どの様に対処してもらえるかも、業者選びを行う上での
重要なポイントになって来ます。またのれんのクリーニング方法も気になります。

オリジナルののれんを作成したい場合、業者に依頼することによって
より個性的な物を手に入れる事が出来るようになります。

また昨今大切になってきた防炎加工についても必要性がどんどん増えてきます。比較検討

とはいってもどの業者でも同じものを入手できるとは
限りません。業者によっても仕上がりに大きな差が出る
場合も多々あるので、まずはしっかりとそれぞれの業者を
比較検討するようにします。

さらに予算に限りがある時は見積もりを出して貰ったりして、
どの業者に依頼するとより自分たちの希望にそった物を
作ってもらえそうかを良く検討した後、業者に依頼します。

鎌倉時代から既に活躍!のれんの起源

布で出来た個性的な看板である、暖簾ですが実は世界広しと言えども、日本特有の品物です。いつどこで誕生したのか詳細は分かっていませんが、なんと平安時代末期には存在していました。時代と共に微妙に形や役割は違っていますが、暖簾はまさに伝統的なアイテムであり、常に日本人にとって身近な物だったのです。

農業に従事していた村や街では風除けや日除けとして活躍しました。漁村でも同じく塵や海風から家屋や魚介類を守る目的で重宝されていたのです。ひと目を避ける目隠しとして大昔から使われてきた、立派なインテリアアイテムです。当初は完全な実用品であり、シンプルな白色の無地のデザインが主流でした。

現在のようにメッセージやデザインが入るようになったのは、鎌倉時代以降の事です。実用品でありながら、屋号や業種を示す意匠が入るようになりました。嘉永の時代には、既に現代風の使われ方をしていたとされ、当時の商人の方々が広告媒体としてフル活用しました。今で言うところの商品名やサービス名や店名を旗に入れ、白抜きの形で自分の伝えたい情報を広く世間にアピールしていたのです。

識字率の低い時代では、文字よりも今で言うところのイラストが多用されたデザインが人気であり、不特定多数の町民に対して、感覚的に商品をPR出来ました。